カリフラワーの茹で方をためしてガッテン流に解説!白く美味しく仕上げるコツ
カリフラワーを茹でたら、黄色っぽくなったり、やわらかくなりすぎたり、反対に芯が残ったりした経験はありませんか。見た目はきれいでも水っぽい、歯ごたえはあるのに味が薄いという悩みも起こりがちです。
カリフラワーは、茹でる時間と鍋に入れる向きを少し意識するだけで、白く、ほくっとした食感に仕上がります。ここでは、テレビ番組で紹介された調理の考え方として知られる「短時間で火を通し、余熱を生かす」方法をもとに、家庭で実践しやすいカリフラワーの茹で方を紹介します。
丸ごと茹でる方法と、小房に分けて茹でる方法の両方を解説しますので、サラダ、作り置き、炒め物など、用途に合わせて試してみてください。
カリフラワーを美味しく茹でるための基礎知識
白く仕上げるには新鮮なものを選ぶ
カリフラワーは、つぼみの部分が白く、全体にしっかり締まっているものを選びます。表面に黒い斑点が少しある程度なら、包丁で取り除けば食べられますが、全体が茶色く変色しているものや、つぼみが大きく開いているものは避けたほうが安心です。
葉がみずみずしく、持ったときにずっしり重いものは、水分が保たれている目安です。購入後は乾燥しないようポリ袋などに入れ、冷蔵庫で保存しましょう。
茎と花蕾では火の通り方が違う
カリフラワーの白いつぶつぶした部分は「花蕾(からい)」と呼ばれます。花蕾は火が通りやすい一方、太い茎は硬さが残りやすい部分です。そのため、丸ごと茹でるときは茎側を下にして鍋へ入れ、先に茎へ湯を当てます。
小房に分ける場合は、房の大きさをできるだけそろえるのがポイントです。大きさがバラバラだと、小さい房だけやわらかくなり、大きい房には芯が残ってしまいます。
塩を加える意味
湯に塩を加えると、カリフラワーにほんのり下味がつき、味がぼやけにくくなります。目安は水1Lに対して小さじ1杯程度です。濃い味にしたいときは、茹で上がってからドレッシングやマヨネーズで調整するとよいでしょう。
白さを保ちたい場合は、塩に加えて酢を小さじ1〜大さじ1程度入れる方法もあります。ただし、入れすぎると酸味を感じることがあるため、まずは少量から試してください。
基本のカリフラワーの茹で方
丸ごと茹でる方法
丸ごと茹でると、花蕾が湯に触れすぎないため、水っぽくなりにくいのが特徴です。中心まで均一に火を通したいときに向いています。
- 葉を外し、茎の硬い部分を薄く切り落とします。
- 大きな鍋に水をたっぷり入れ、塩小さじ1杯を加えて沸騰させます。
- 沸騰したら、カリフラワーを茎側からそっと入れます。
- 茎側を下にしたまま約1分茹でます。
- トングなどで上下を返し、さらに1〜2分茹でます。
- 竹串を茎に刺し、少し抵抗があるものの、スッと入れば取り出します。
標準的な大きさなら、合計2〜3分が目安です。余熱でも火が進むため、「ちょうどよい」と感じる一歩手前で湯から上げると、食卓に出すころに好みの硬さになります。
小房に分けて茹でる方法
サラダやお弁当など、すぐ使える状態にしたいときは小房に分ける方法が便利です。まず葉を外し、茎を切り落とします。花蕾の部分は、包丁で上から切るよりも、茎に切り込みを入れて手で割くと、つぶれにくくなります。
- 花蕾を食べやすい大きさの小房に分けます。
- 茎は皮の硬い部分をむき、厚さ1cmほどに切ります。
- ボウルに水を張り、房を逆さにして軽く振り洗いします。
- 鍋に湯を沸かし、水1Lに塩小さじ1杯を加えます。
- 茎を先に入れ、約30秒後に小房を加えます。
- 合計2〜3分を目安に茹で、ザルへ上げます。
小房のサイズが2〜3cm程度なら約2分、少し大きめなら約3分が目安です。歯ごたえを残したい料理には2分前後、やわらかく仕上げたい料理には3分程度と、使い道に合わせて調整しましょう。
茹で上がりを水っぽくしないコツ
茹で上がったカリフラワーを冷水に長く浸すと、冷めやすい反面、水を吸って味が薄くなることがあります。色止めをしたい場合でも、冷水に入れるのは短時間にとどめ、すぐにザルへ上げてください。
基本は、ザルに広げて自然に冷ます方法がおすすめです。キッチンペーパーで房の水分を軽く押さえると、マヨネーズ和えやドレッシングがなじみやすくなります。
白く美味しく仕上げるためしてガッテン流のポイント
沸騰した湯に入れる
水から茹でると、火が通るまでの時間が長くなり、表面がやわらかくなりすぎることがあります。湯がしっかり沸騰してから入れ、短時間で加熱するのが基本です。
茎を下にしてから上下を返す
丸ごとのカリフラワーは、最初から花蕾を下にすると、つぼみの部分に熱が入りすぎることがあります。最初は茎を下にして1分ほど加熱し、その後に上下を返すと、茎と花蕾の火の通りをそろえやすくなります。
余熱を計算して少し早めに取り出す
カリフラワーは湯から出した後も、内部の熱で少しずつやわらかくなります。すぐに食べる場合は、竹串が完全に抵抗なく入る前に取り出すのがコツです。
たとえば、サラダで歯ごたえを楽しみたいなら2分前後、ポタージュやつぶし料理に使うなら3〜4分ほどを目安にします。ただし、房の大きさやカリフラワーの状態で差が出るため、最後は竹串で確認してください。
電子レンジで加熱する方法もある
少量だけ使う場合は、電子レンジでも調理できます。小房に分けて耐熱容器へ入れ、大さじ1〜2杯の水をふり、ふんわりラップをかけます。600Wで2〜3分加熱し、硬さを確認してください。
一度に加熱しすぎるとムラが出るため、100〜150g程度ずつに分けると扱いやすくなります。加熱後は容器内に水分がたまりやすいので、ザルへ移して水気を切りましょう。電子レンジ調理は手軽ですが、鍋茹でのような塩味や湯による下味はつきません。
茹で方で失敗しやすいポイント
やわらかくなりすぎた
原因の多くは、茹で時間が長いことと、茹で上がった後も湯の中に置いていることです。タイマーを2分に設定し、時間になったらすぐに硬さを確認しましょう。取り出した後は鍋の中に戻さず、ザルへ上げます。
中心が硬い
房が大きすぎる、または丸ごと茹でる際に上下を返していない可能性があります。次回は小房を少し小さめにそろえるか、丸ごとの場合は茎側を下にする時間を1分ほど長くしてください。
黄色っぽくなった
加熱時間が長い、湯が十分に沸いていない、保存中に鮮度が落ちているなどの原因が考えられます。新鮮なものを使い、沸騰した湯で短時間に茹でることが大切です。酢を少量加える方法もありますが、酸味が苦手なら無理に使う必要はありません。
虫や汚れが気になる
花蕾の間には細かな汚れが入り込むことがあります。小房に分ける前に、房を下にして水へ入れ、数分置いてから流水で洗うと落としやすくなります。強くこするとつぼみが崩れるため、振り洗いを中心に行いましょう。
カリフラワーの茹で方に関するよくある質問
カリフラワーは茹でる前に酢を入れるべきですか?
必ず入れる必要はありません。白さを保ちたいときの方法のひとつとして、湯1Lに小さじ1〜大さじ1程度を加えます。味への影響が気になる場合は、小さじ1杯から試してください。
茎や葉も食べられますか?
茎の皮を厚めにむけば食べられます。薄切りにして房と一緒に茹でたり、炒め物やスープに使ったりすると無駄がありません。葉も、硬い部分を除けば加熱して食べられます。
茹でたカリフラワーはどのくらい保存できますか?
水気をしっかり切り、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。目安は2〜3日です。時間がたつほど水分が出て食感が変わるため、なるべく早く食べ切りましょう。長く保存したい場合は、硬めに茹でて冷ましてから冷凍用保存袋へ入れます。
マヨネーズ以外にどんな食べ方がありますか?
オリーブオイルと塩、カレー粉とヨーグルト、ツナと醤油、味噌とすりごまなどがよく合います。茹でたカリフラワーを刻んで、ポテトサラダのじゃがいもの一部に混ぜると、食感の変化も楽しめます。
まとめ|カリフラワーは短時間と余熱が美味しさの決め手
カリフラワーの茹で方で大切なのは、沸騰した湯を使うこと、茎と花蕾の火の通り方を考えること、そして茹ですぎないことです。丸ごとなら茎を下にして約1分、その後に上下を返して合計2〜3分。小房なら大きさをそろえ、2〜3分を目安にします。
白く仕上げたいときは、新鮮なカリフラワーを選び、塩を加えた湯で短時間に加熱しましょう。茹で上がったら水に浸し続けず、ザルで水気を切ることも忘れないでください。
まずは小房を2分ほど茹で、竹串で硬さを確認するところから始めると失敗しにくくなります。好みの歯ごたえを見つけて、サラダや炒め物、スープなどに活用してみてください。
