「春菊に柿を合わせるの?」と驚く人も多い、志麻さんの春菊と柿のサラダ。『沸騰ワード10』で紹介されて話題になったこの一皿は、春菊のほろ苦さと柿の自然な甘みを組み合わせた、見た目にも華やかな秋のサラダです。
さらに、りんごの爽やかな酸味、バルサミコ酢の深い香り、オリーブオイルのまろやかさが加わることで、いつもの葉物サラダとはひと味違う仕上がりになります。特別な調理器具は必要なく、材料を切って和えるだけ。夕食の副菜はもちろん、おもてなし料理の前菜にもぴったりです。
志麻さんの春菊と柿のサラダとは?
春菊と柿のサラダは、旬の食材をシンプルに組み合わせたフルーツサラダです。春菊は加熱せず、生のまま使うのがポイント。葉の香りと軽い苦みを楽しめるため、柿の甘さがより引き立ちます。
柿だけでなく、りんごを加えることで食感にも変化が生まれます。やわらかな柿、シャキシャキしたりんご、葉先のふんわりした春菊が一皿にまとまり、ひと口ごとに異なる味わいを楽しめます。
味付けは、塩、こしょう、バルサミコ酢、オリーブオイルが基本です。ドレッシングを別に作り込む必要がないため、洗い物が少なく、忙しい日にも作りやすいレシピといえるでしょう。
春菊と柿のサラダの材料
2〜3人分を目安にした材料です。食べる人数や柿の大きさに合わせて調整してください。
| 材料 | 分量の目安 |
|---|---|
| 柿 | 1/2個 |
| りんご | 1/4個 |
| 春菊 | 1束 |
| オリーブオイル | 大さじ2 |
| バルサミコ酢 | 大さじ1程度 |
| 塩 | ひとつまみ |
| こしょう | 少々 |
バルサミコ酢の酸味が強く感じられる場合は、最初から大さじ1を入れず、小さじ2ほどから加えて味を見ましょう。柿が十分に甘いときは、砂糖やはちみつを加えなくても自然な甘みでまとまります。
春菊と柿のサラダの作り方
1. 春菊を洗って水気をしっかり取る
春菊は葉と茎を分けるようにしながら、流水で丁寧に洗います。サラダにする場合は水気が残っていると味がぼやけやすいため、キッチンペーパーで押さえるか、サラダスピナーを使ってしっかり水分を取り除きましょう。
茎が太くてかたい場合は、葉に近い部分を中心に使います。細い茎は食べやすい長さに切って加えてもかまいません。春菊の香りを控えめにしたいときは、葉を冷水に2〜3分さらしてから水気を切ると、少し食べやすくなります。
2. 柿とりんごを切る
柿は皮をむき、食べやすい薄切りまたはひと口大に切ります。厚さは5mm前後にすると、春菊と一緒に食べやすくなります。
りんごは皮付きのまま使うと彩りがよくなります。変色が気になる場合は、切ったりんごを水に短時間くぐらせ、すぐに水気を拭き取ってください。長く水にさらすと風味が弱くなるため、1〜2分程度で十分です。
3. 調味料を合わせる
ボウルにオリーブオイル、バルサミコ酢、塩、こしょうを入れ、スプーンや小さな泡立て器で混ぜます。オリーブオイルのコクとバルサミコ酢の酸味がなじむまで、30秒ほど混ぜるのが目安です。
先に調味料を合わせておくと、春菊やフルーツに味が均一につきます。バルサミコ酢の香りをしっかり楽しみたい場合は、少し多めに加えてもよいでしょう。
4. 食べる直前に和える
春菊、柿、りんごをボウルに入れ、合わせた調味料を回しかけます。葉をつぶさないように、底から大きく返す感覚で軽く和えてください。
味見をして、塩気が足りなければ塩を少量、酸味が足りなければバルサミコ酢を数滴加えます。盛り付けは平たい皿を使うと、柿とりんごの色が映え、食卓が華やかになります。
意外な組み合わせがおいしくなる理由
春菊の苦みと柿の甘みが引き立て合う
春菊には独特の香りとほろ苦さがあります。一方、柿は水分が多く、まろやかな甘みを持つ食材です。味の方向性が異なる2つを組み合わせることで、春菊の苦みが強く感じられすぎず、柿の甘さも単調になりません。
一般的に、苦みのある野菜には甘みや酸味を合わせると、味の輪郭が整いやすいといわれています。このサラダでは、柿の甘みだけでなく、りんごとバルサミコ酢の酸味も加わるため、後味が軽やかです。
食感の違いが楽しめる
サラダのおいしさは味だけでなく、食感も大切です。柿のやわらかさ、りんごの歯ごたえ、春菊の葉の軽やかさが組み合わさることで、ひと口の中に複数の食感が生まれます。
柿が熟しすぎている場合は、薄切りにすると崩れやすいため、少し大きめの角切りがおすすめです。反対に、かための柿は薄切りにすると調味料がなじみやすくなります。
おいしく作るためのコツ
春菊の水気を残さない
水分が残った春菊を使うと、オリーブオイルやバルサミコ酢が薄まり、味が決まりにくくなります。洗った後は、葉の間に残った水分も意識して取り除きましょう。
柿の熟し具合で切り方を変える
かための柿は薄切り、やわらかい柿は角切りにすると扱いやすくなります。甘みが控えめな柿を使う場合は、バルサミコ酢を少し減らし、オリーブオイルの量を基本どおりにするとバランスが取りやすいでしょう。
和えるタイミングは食べる直前
早く和えすぎると、春菊がしんなりし、りんごから水分が出やすくなります。材料を切るところまで準備しておき、食卓に出す直前に調味料と合わせるのが理想です。
アレンジアイデア
もう少しボリュームを出したいときは、生ハムを2〜3枚加えると、塩気とうまみがプラスされます。クリームチーズを小さくちぎって加えれば、柿の甘みと相性のよいまろやかなサラダになります。
ナッツを加えるのもおすすめです。くるみやアーモンドを大さじ1〜2杯分ほど粗く刻んで散らすと、香ばしさとカリッとした食感を楽しめます。ナッツを使う場合は、フライパンで1〜2分乾煎りすると香りが出やすくなります。
バルサミコ酢がない場合は、酢小さじ2にしょうゆを数滴加えて代用できます。より和風に仕上げたいときは、オリーブオイルの一部をごま油に置き換えてもよいでしょう。ただし、ごま油は香りが強いため、小さじ1程度から試すのがおすすめです。
栄養面から見た春菊と柿
栄養学的な観点から見ると、春菊は緑黄色野菜の一つで、柿やりんごは果物として水分や甘みを補える食材です。野菜と果物を一緒に食べられるため、彩りのよい副菜を作りたいときにも向いています。
ただし、サラダだけで食事全体を整えるのではなく、主食、主菜、汁物などと組み合わせることが大切です。オリーブオイルは大さじ2で約24gあるため、カロリーを調整したい場合は大さじ1から味を見てもよいでしょう。
よくある質問
春菊は生で食べても大丈夫ですか?
新鮮な春菊をよく洗い、生食用のサラダとして楽しむ方法があります。香りや苦みが気になる場合は、葉のやわらかい部分を中心に使うと食べやすくなります。食材の状態を確認し、傷みや変色がある部分は取り除いてください。
柿は甘柿と渋柿のどちらを使いますか?
一般的には甘柿を使います。甘みがしっかりある柿ほど、春菊の苦みやバルサミコ酢の酸味との対比を楽しめます。かための柿を使うと、サラダ全体の食感もよくなります。
作り置きできますか?
春菊の食感やりんごの色を楽しむ料理なので、作りたてがおすすめです。材料を切って保存する場合は、春菊、果物、調味料を別々にし、食べる直前に和えてください。目安として、冷蔵庫で保存し、その日のうちに食べ切るとよいでしょう。
子どもが春菊を苦手としています
春菊の量を半分にして、りんごや柿を多めにすると、甘みが感じやすくなります。バルサミコ酢を少なめにし、クリームチーズや生ハムを加えるのも方法です。最初は少量から盛り付け、食べ慣れた食材と一緒に試してみてください。
まとめ
志麻さんの春菊と柿のサラダは、春菊、柿、りんごという身近な食材を組み合わせ、オリーブオイルとバルサミコ酢で仕上げるシンプルなレシピです。春菊のほろ苦さ、柿の甘み、りんごの食感が重なり、意外性がありながら食べやすい一皿になります。
作るときは、春菊の水気をしっかり取ること、果物の熟し具合に合わせて切り方を変えること、食べる直前に和えることがポイントです。生ハム、チーズ、ナッツなどを加えれば、前菜からおもてなし料理まで幅広くアレンジできます。いつものサラダに変化をつけたい日に、ぜひ春菊と柿の組み合わせを試してみてください。
