青じその保存方法に悩んでいませんか?
薬味や彩りに便利な青じそ(大葉)ですが、買ってきたまま冷蔵庫に入れると、数日で葉がしおれたり、黒ずんだりしがちです。「使いたいときには、もう元気がない……」という経験がある方も多いのではないでしょうか。
青じそを長持ちさせるポイントは、葉を乾燥させすぎないことと、葉全体を水に浸けないことです。かつてテレビ番組の「ためしてガッテン」で紹介されて話題になった保存方法も、水を使って軸から鮮度を保つ方法でした。
この記事では、青じそを冷蔵・冷凍・乾燥で保存する方法や、しなびてしまったときの戻し方、保存期間の目安まで詳しく紹介します。10枚だけ余ったときにも、大量に手に入ったときにも役立つ内容です。
青じそを保存するときの基礎知識
青じそは乾燥と低温に弱い野菜
青じそは葉が薄く、水分が失われるとすぐにしおれます。一方で、冷やしすぎると葉が黒く変色することがあります。冷蔵庫の中でも、冷気が直接当たりやすい場所や、温度が低くなりやすい位置は避けたほうが安心です。
購入後は袋のまま放置せず、できるだけ早く保存方法を整えましょう。葉に泥や汚れが目立つ場合は、ボウルに水を張って、青じそを軽く振り洗いします。流水を一枚ずつ当てるよりも、葉のすき間まで水が行き渡りやすくなります。
洗ったあとは水分を残しすぎない
洗った青じそは、キッチンペーパーで葉の表面をそっと押さえます。水滴が残ったままだと傷みやすくなるため、葉はなるべく乾いた状態にします。ただし、保存方法によっては軸に水を吸わせるため、軸まで完全に乾かす必要はありません。
青じその基本は水に挿す冷蔵保存
約1〜2週間を目指せる保存方法
青じそを最も手軽に長持ちさせたいなら、軸だけを水に浸けて冷蔵保存する方法がおすすめです。適した容器がなければ、清潔なコップや細めの保存びんでも構いません。
まず、青じそを軽く洗い、葉の水分を拭き取ります。軸の先端を少しだけ切り落とし、軸が長く残るように整えます。容器に水を1〜2cmほど入れ、青じそを立てて、軸の部分だけが水に触れるようにしてください。
葉まで水に浸けると、葉が傷んだり、ぬめりが出たりしやすくなります。水の量は「軸だけが浸かる程度」が目安です。葉が容器から出た状態で、ふたの代わりにラップをふんわりかけるか、ポリ袋をかぶせて乾燥を防ぎます。
保存場所は、倒れにくい冷蔵室がおすすめです。ドアポケットなどに入れる場合は、容器が倒れて葉に水がかからないよう注意しましょう。水は2〜3日に1回を目安に交換します。青じその状態がよければ、約1〜2週間シャキシャキ感を保てることがありますが、家庭の温度や購入時の鮮度によって差が出ます。
保存容器とキッチンペーパーを使う方法
水に挿す方法が難しい場合は、保存容器に湿らせたキッチンペーパーを敷く方法もあります。キッチンペーパーを水で濡らしたら、しっかり絞り、容器の底に敷きます。その上に青じそを重ならないように並べ、さらに乾いたキッチンペーパーをかぶせてふたをします。
この方法では、キッチンペーパーがびしょびしょにならないようにするのがポイントです。水がたまったら交換し、青じそにぬめりや変色がないか確認してください。保存期間の目安は約5〜7日です。
青じそを冷凍保存する方法
丸ごと冷凍する場合
すぐに使い切れない青じそは、冷凍すると約3〜4週間保存できます。洗った青じその水分を丁寧に拭き取り、1枚ずつラップで包むか、数枚ずつ重ならないように冷凍用保存袋へ入れます。袋の空気をできるだけ抜いてから冷凍庫へ入れましょう。
冷凍した青じそは、解凍すると葉が柔らかくなり、生のときのようなパリッとした食感は戻りません。そのため、冷ややっこや刺身の飾りよりも、 pasta、炒め物、混ぜご飯、汁物などに使うのが向いています。凍ったまま手で細かく崩して使うこともできます。
せん切りやみじん切りで冷凍する場合
使う料理が決まっているなら、先にせん切りにしておくと便利です。青じその葉を5〜10枚重ね、軸を切り落とします。葉をくるくる巻き、端から細く切ると、均一なせん切りになります。
切った青じそは、キッチンペーパーで余分な水分を取り、冷凍用保存袋に薄く広げて入れます。平らにして冷凍すると、必要な分だけ折って取り出せます。小さじ1杯分ずつラップで小分けにしておくと、麺類や納豆に加えるときにも使いやすいでしょう。
乾燥保存や漬け込みで無駄なく活用
青じその乾燥保存
青じそを長く保存したい場合は、乾燥させてふりかけのように使う方法があります。葉を洗って水分を拭き、電子レンジ対応の皿にキッチンペーパーを敷いて並べます。電子レンジで500〜600W、1分ずつ加熱し、様子を見ながら水分を飛ばします。
一度に長時間加熱すると焦げやすいため、30秒から1分ずつ追加するのがコツです。パリパリになったら粗く崩し、塩や白ごま、ちりめんじゃこなどと合わせます。湿気るとカビの原因になるため、完全に冷ましてから密閉容器に入れ、早めに使い切りましょう。
青じそのしょうゆ漬け
青じそ10枚の水分をしっかり拭き、しょうゆ大さじ2〜3、薄切りにしたにんにく2分の1片、好みで赤唐辛子1本と一緒に保存容器へ入れます。冷蔵庫で味をなじませると、ご飯やおにぎり、冷ややっこのトッピングに使えます。
漬け込み後は冷蔵保存し、1週間を目安に食べ切ってください。取り出すときは清潔な箸を使い、常温に長く置かないことも大切です。
青じそのオリーブオイル漬け
青じそ10枚に対して、オリーブオイル大さじ3〜4と、薄切りにしたにんにく2分の1片を合わせます。パスタ、トースト、魚料理のソースに使いやすく、青じその香りを洋風に楽しめます。こちらも冷蔵庫で保存し、約1週間を目安に食べ切りましょう。
鮮度のよい青じその選び方
保存期間を延ばすには、購入時の状態も重要です。葉が濃い緑色で、表面にツヤがあり、葉先までピンとしているものを選びます。軸の切り口が黒ずんでいないか、葉に大きな傷や斑点がないかも確認しましょう。
袋の中に水滴がたくさんたまっているものは、蒸れて傷みやすい場合があります。パックを持ったときに葉がしおれておらず、香りがしっかり感じられるものが使いやすいでしょう。
しなびた青じそを復活させる方法
少ししなびただけなら、冷水に浸けて戻せることがあります。ボウルに冷水を張り、青じその葉と軸を数分浸します。葉が少し張ってきたら取り出し、水分を拭いてから保存します。
より元気がない場合は、軸の先を少し切り直してから、軸を水に挿した状態で30分ほど置いてみましょう。ただし、葉が黒く変色している、ぬめりがある、酸っぱいにおいがする場合は食べないでください。見た目に問題がなくても、長時間常温に置いたものは状態を確認してから使いましょう。
青じその保存に関するよくある質問
青じそは野菜室で保存してもよいですか?
野菜室でも保存できますが、水に挿す場合は容器が倒れにくい場所を選ぶことが大切です。冷気が直接当たる場所は乾燥しやすいため、ラップやポリ袋で葉を覆うと鮮度を保ちやすくなります。
青じその葉を水に浸けて保存してもよいですか?
葉全体を水に浸けるのはおすすめできません。葉が傷みやすく、ぬめりや変色につながるためです。水に浸けるのは軸だけにし、葉は乾燥しない程度に覆ってください。
冷凍した青じそは解凍してから使いますか?
汁物や炒め物、混ぜご飯に使うなら、凍ったまま加えて問題ありません。飾りに使う場合は冷蔵庫で自然解凍しますが、葉が柔らかくなりやすいため、食感より香りや彩りを生かす料理に向いています。
保存した青じそが黒くなった場合は食べられますか?
冷えすぎや傷による一部の変色で、においやぬめりがない場合は、変色部分を取り除いて加熱料理に使えることがあります。ただし、広範囲の黒ずみ、異臭、カビ、ぬめりがある場合は食べずに廃棄してください。
まとめ
青じそを長持ちさせる基本は、葉を乾燥させないこと、葉を水に浸けないこと、冷やしすぎないことです。最も手軽な方法は、軸だけを水に挿して冷蔵保存するやり方で、状態がよければ約1〜2週間を目安に楽しめます。
すぐに使い切れない分は、せん切りや丸ごとで冷凍すると約3〜4週間保存できます。乾燥、しょうゆ漬け、オリーブオイル漬けにすれば、薬味以外の料理にも活用できます。
青じそを購入したら、まず使う分と保存する分に分け、できるだけ早く適した方法で整えましょう。ほんのひと手間で、いつもの料理に爽やかな香りと彩りを長く添えられます。
